2019/3/5
当院ではそれぞれのワンちゃん・猫ちゃんに合った自宅でのデンタルケア方法をお伝えしています。動物の種類:犬
犬種・猫種:トイ・プードル
処置日:2019/03/05
処置前の写真です。
歯垢の付着と歯肉の炎症が認められました。
歯肉粘膜も赤くなっています。(青丸部)
また、赤丸部の歯は既に抜けてしまったと思われます。
下顎も奥歯に重度の歯垢・歯石の付着が認められました。
歯周ポケット長の測定、歯科レントゲン検査等の結果より上顎歯列の歯は温存不可であったため抜歯しました。
赤丸部の黒い点は溶ける縫合糸です。
下顎の奥歯も抜歯が必要だろうと推測していたのですが、赤丸部の歯以外は歯周ポケットの形成は軽度で、歯槽骨の融解もありませんでした。
そのため、赤丸部の歯のみ抜歯し、その他の歯は温存しました。
今後は残っている歯が悪くならないように、自宅でのデンタルケアを頑張ってもらう予定です。
自宅でのデンタルケアには様々な方法があります。
一番良いのは人間同様、歯ブラシでの歯磨きなのですが、ワンちゃん・猫ちゃんは歯ブラシによる歯磨きを嫌うことがあります。
体を押さえつけて、無理に口を開けて歯磨きをするとトラウマになってしまい、人間を怖がってしまうこともあります。
当院では無理なく続けられるように、それぞれのワンちゃん・猫ちゃんに合ったデンタルケアをお伝えしています。
もし、自宅でのデンタルケアでお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度当院までご相談ください。