口腔鼻腔瘻により慢性的にくしゃみ、鼻水が出ていたため病変歯を抜歯しました。

2019/1/29

口腔鼻腔瘻という口と鼻を隔てる骨が溶け、両者が通じている状態であったため抜歯しました。

動物の種類:犬

犬種・猫種:ミニチュア・ダックスフント

処置日:2019/01/29



左上の犬歯部の歯肉が赤く腫れ、後退しています。
また、この部分を押すと歯周ポケットから膿が出てきました。

 

歯肉の炎症はほとんどありませんが、犬歯と奥歯に少しだけ黄色い歯石が付着しています。

 

上の前歯は歯石も付着しておらず、歯肉も非常に綺麗でした。

 

下の前歯にも歯石は付着しておらず、歯肉も非常に綺麗でした。

 

     

左上の犬歯部は口腔鼻腔瘻という口と鼻を隔てる骨が溶け、両者が通じている状態であったため抜歯しました。
抜歯窩には膿が溜まっていたため綺麗に洗浄した後、透明の糸で縫合しました。

 

左下の顎骨は問題なかったため、歯石除去と研磨のみ行いました。

 

前歯部分も非常に綺麗であったため、わずかに付いていた歯石を除去し、表面をぴかぴかに磨きあげて終了しました。
今回は口腔鼻腔瘻という状態だったので慢性的にくしゃみや鼻水が出る状態でした。
抜歯し膿を掻き出した後縫合したことにより、口と鼻を隔離出来たため次第にくしゃみや鼻水も落ち着くと思われます。

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