欠けて変色している歯を抜きました。

2019/1/8

[歯が欠けている]
歯のレントゲン検査を行い、奥歯が過剰であることを確認しました。
また、欠けている歯は痛み、感染リスクとなるため抜歯しました。
歯のケアのために硬いデンタルガムを与える方が多いのですが、歯が欠けてしまうこともあるため、デンタルガムの選択には注意が必要です。

動物の種類:犬

犬種・猫種:雑種

処置日:2019/01/08



右上の奥歯(青丸部分)が欠けています。
また歯垢、歯石はほぼ付いていませんが、若干歯肉縁が赤くなっています。

 

 

下の歯にもほとんど歯垢・歯石は付いていませんが、よく観察すると…

 

 

歯が一本多いです。(青矢印、左下の奥歯も1本多い状態でした。)
レントゲン検査では赤矢印の部分の骨が溶けていたので抜歯しました。
飼い主さんと相談の上、青矢印部は骨は問題なかったので抜歯しませんでした。

 

 

こちらは左上の歯です。
過去に歯が欠けたため、他院にて青丸部分の歯は抜歯したためありません。


全体的に歯垢・歯石はほぼ付いておらず、非常に綺麗でした。
しかし、今回は硬いガムをあげてしまったことにより歯が欠けて両方の奥歯を抜歯しなければならなくなってしまいました。
歯の健康の為にデンタルガムをあげるのは良いのですが、硬すぎるガムは歯が欠けてしまうことがあるので注意が必要です。
どんなガムを上げれば良いのかお悩みの方は一度当院にご相談にいらして下さい。

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