歯石除去と被せ物による修復処置を行いました。

2019/1/19

ご飯を食べていたとしても、歯が欠けている場合は知覚過敏などが隠れている可能性があるため、治療が必要となることがあります。

動物の種類:犬

犬種・猫種:ダックスフント

処置日:2019/01/19



上下共に歯の全面に歯石が付着しており、歯茎も少し赤く腫れています

 

上の前歯には歯石は付いていませんが、左上の前歯が欠けています(青丸)

 

下の前歯にも歯石は付いていません。また歯も欠けていません
しかし、よく見ると前歯が5本しかありません(通常は6本)

 

歯石を除去したところです
綺麗な白い歯が見えるようになりました
また歯石除去後にもう一度歯を観察すると、左上の奥歯も欠けていることが分かりました(青丸)

 

露髄(神経や血管の通り道が露出すること)や骨の融解がなかったため、被せ物をして修復しました(青丸)

 

左上の前歯も被せ物をして修復しました(青丸)

 

下の前歯は1本少なかったので、レントゲンを撮りました
レントゲンで確認しても下の前歯は5本であったため、特に処置は必要ありませんでした
(歯肉内に埋もれている場合は歯肉切開等の処置が必要)

 

歯が欠けている場合はご飯を食べていたとしても、知覚過敏の可能性もあるので注意が必要です
また、露髄している場合には歯の血管からバイ菌が入りこみ、菌血症(全身にバイ菌がとぶこと)可能性もあります
歯が欠けているかもしれない場合は出来るだけ早く受診してください

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