[歯を残したい] フラップ手術を行うことにより歯を温存しました。

2018/12/29

歯肉をめくって歯の根元の汚れと炎症を起こした歯肉を除去し、歯肉を再縫合しました。
また、奥歯が少し欠けていたので被せ物による修復も同時に行いました。

動物の種類:犬

犬種・猫種:トイプードル

処置日:2018/12/14



左上部分に全体的に歯石が付着し、歯肉縁が少し赤くなっています。

左上ほどではありませんが、左下の奥にも少し歯石が付着しています。

飼い主さんが一番気にしていた、上の前歯には歯石がびっちり付着し歯茎も赤く腫れていました。
今回はこの部分の歯を温存したいとのことで当院まで処置を受けにいらっしゃいました。

下の前歯です。

歯石除去が終わったところです。
歯に付いていた汚れがなくなっています。

歯が縦に欠けていました。(丸部)

被せ物をして修復しました。(丸部)また、歯周ポケットが深い部分は歯の根元まで綺麗にした後、歯肉を引っ張り挙げて透明の糸で縫合しました。(矢印)

下に付いていた汚れも取ってピカピカに磨きあげています。


上の前歯は歯肉をめくって根元まで綺麗にした後、歯肉を縫合しました(矢印)

下の前歯も綺麗にして治療終了です。

後日、歯磨き指導のため来院していただきました。
飼い主さんは歯科に対する意識が高く歯磨きも非常に上手でした。
今後は再度歯垢、歯石が付かないようにより丁寧に歯磨きをがんばってもらう予定です。

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