2019/3/12
歯周病は進行してしまうと多数抜歯が必要となり、麻酔時間も長くなります。動物の種類:犬
犬種・猫種:トイ・プードル
処置日:2019/03/13
全体的に歯石が付着しており、歯肉が赤く腫れ始めています。
また肉眼で確認する限りでは、歯の数が少ないです。(青丸部)
右下の奥に乳歯が残っています。(赤丸部)
下顎も肉眼で確認する限り、歯の数が少ないです。(青丸部)
歯科レントゲンにて歯槽骨の融解や歯肉内に埋没している歯がないことを確認した後、乳歯抜歯と永久歯の歯石除去・研磨を行いました。
今回は永久歯の抜歯や修復は必要なかったため、非常に短時間で処置を終えることが出来ました。
高齢になり歯周病が進んでから歯の処置を行うと、抜歯の本数も多くなり、麻酔時間も長くなってしまうため、体への負担も大きくなってしまいます。
若いうちから定期的に歯の処置をすると、一回の麻酔時間は短くなり、体への負担や抜歯リスクを減らすことが出来ます。
歯周病は気づかない間に進行する病気なので、ご飯を食べているから大丈夫と思うのではなく、一度動物病院で獣医師による歯科検診を受けられることをお勧めします。