歯茎の処置を行い、口臭予防と治療を行いました。

2018/10/20

[歯茎が腫れている]
歯肉増殖の治療のために歯肉をレーザーで切除しました。

動物の種類:犬

犬種・猫種:ケアンテリア

処置日:2018/10/20



奥歯に歯石が少し付着していますが、その他の歯にはそれほど付着していませんでした。
しかし歯肉は腫れており、歯周ポケットも深い状態でした。

 

下の歯も歯石は奥歯にわずかに付着しているのみなのですが、歯肉は腫れており歯周ポケットは深い状態でした。

 

前歯の歯肉も全体的にボコボコと腫れていました。

 

下の前歯部分の歯肉は写真だと分かりにくいのですが舌側(裏側)が腫大していました。

 

歯科レントゲンでは骨融解等は認められず、既往歴等から歯肉増殖症(歯肉がボコボコと過形成を起こす)を疑いました。
余分な歯肉をレーザーで焼き切り、わずかに付着していた歯石を除去したところです。

 

下側も上顎と同様の処置を行いました。
歯肉縁の赤い線はレーザーで焼き切った痕です。

 

前歯部分もレーザーで焼き切っています。

 

下の前歯部分の歯肉(特に舌側)もレーザーで焼き切っています。
歯肉増殖はいくつかの薬などでも起こることが報告されており、薬を飲み始めてから歯肉がボコボコ腫れてきたという場合は歯肉増殖症の可能性があります。
しかし歯肉増殖症ではなく歯肉炎などで腫れている可能性もあるので、もし歯肉が腫れているようであれば一度動物病院に相談されることをお勧めします。

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