歯周病治療として、スケーリング、歯周フラップ作成を実施

2019/6/1

歯周病は進行してから治療するのではなく、予防が非常に大事な病気です。
少しでも口腔内で気になることがあれば、早期に歯科検診・歯科治療を受けられることをお勧めします。

動物の種類:犬

犬種・猫種:トイ・プードル

処置日:2019/06/01



青丸部の歯が肉眼上欠損しています。

また歯肉縁が僅かに赤く腫れています。

 

下顎の臼歯も歯石が付着しています。(茶色い部分)

 

切歯も青丸部の歯が肉眼上欠損しています。

また下顎切歯の歯肉が炎症を起こして歯周ポケットを形成していました。

 

青丸部はレントゲンでも認められませんでした。

年齢等から生まれつき欠歯であった可能性が高いと思われます。

 

下顎切歯青丸部はレントゲン検査でも認められませんでした。

下顎臼歯青丸部は歯根が2本ある歯なのですが、遠心根が吸収されていたため抜歯しました。

 

下顎切歯部は歯肉縁下の汚れを目視下で除去し、歯肉を引っ張り上げるようにして縫合しました。

 

この子の飼い主さんは非常に歯科に対する意識が高く、早期に歯科治療をすることが出来たため、歯槽骨の融解はほとんどなく歯を温存することが出来ました。

歯周病は進行してから治療するのではなく、予防が非常に大事な病気です。

少しでも口腔内で気になることがあれば、早期に歯科検診・歯科治療を受けられることをお勧めします。

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