2019/5/18
口腔鼻腔瘻と歯冠歯根破折の治療として抜歯を実施しました。動物の種類:犬
犬種・猫種:ミニチュア・ダックスフント
処置日:2019/05/18
全体的に歯石の付着が認められます。
右上の奥歯部の歯肉が赤く腫れています。
歯石除去後です。
奥歯が欠けています。
欠けている範囲を精査したところ、歯根深くまで及んでいました。
知覚過敏が認められたため抜歯しました。
深い歯周ポケットが認められます。
また歯周プローブを挿入すると鼻出血が認められました。
犬歯と奥歯は抜歯が必要であったため、抜歯しました。
切歯にも軽度の破折が認められましたが、知覚過敏などの症状がなかったため温存しました。
歯が折れると痛みが伴います。
動物の場合、ご飯を食べている=痛くないではないので、歯が折れていても見逃されているケースが非常に多いです。
破折を見逃さないためにも定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。