2019/5/13
深い歯根破折の場合は修復処置が困難なため、露髄がある場合には早期抜歯が必要となります。動物の種類:犬
犬種・猫種:トイ・プードル
処置日:2019/05/13
右上奥歯に歯石の付着と歯肉の炎症が認められます。
右下は犬歯部に僅かに歯石の付着と歯肉の炎症が認められます。
歯石を除去したところ、歯根深くまで破折していたため抜歯しました。
下顎犬歯部は歯肉の炎症は認められましたが、歯槽骨融解もなく、病的歯周ポケットも認められませんでした。
歯根破折はごく浅い部分までであれば、歯冠破折と同様に修復処置することが出来ますが、深い部分まで破折している場合には早期抜歯が必要となります。
放置していると菌血症・敗血症の原因になります。
毎日お家のワンちゃん・猫ちゃんの歯を観察し、もし折れているようであれば早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。