重度歯周病の治療として全顎抜歯を行いました。

2019/3/16

歯周病により歯槽骨が重度に融解し、歯が傾いていました。
放置していると顎骨折のリスクがあるため、全顎抜歯を行いました。

動物の種類:犬

犬種・猫種:ヨークシャーテリア

処置日:2019/03/16



全体的に歯石が重度に付着しています。

 

重度歯周病により指で押すと歯槽から膿が漏れ出てきました。

 

上の前歯は歯周病により既に抜け落ちていました。

 

重度歯周病による歯槽骨の融解により下顎犬歯は赤線まで傾いていました。

(通常は黄線の位置)

 

 

放置しておくと顎骨折のリスクがあるため、全顎抜歯を行いました。

抜歯後は抜歯窩を洗浄し、透明の吸収糸で縫合しました。

 

歯周病は重度になると歯槽骨が融解し、顎が折れてしまうことがあります。

(特に小型犬では折れるリスクが高いです)

歯石が付着していたり、口臭などの口腔トラブルに気づいた場合は悪化する前に動物病院で歯科処置を受けるようにしましょう。

このページに関連するその他のタグ…
当院総合HPはこちら