歯が溶けていたため抜歯を行いました。

2018/12/7

[固いものを食べなくなった]
猫の歯の吸収病巣(歯が溶ける病気)は気付かない間に進行することがあります。
進行すると痛みを伴いご飯が食べられなくなることがあります。

動物の種類:猫

犬種・猫種:雑種

処置日:2018/12/07



歯石がびっちり付いていて歯が見えない状態です。

 

少し歯石が付着し、歯肉縁が赤くなっています。

 

犬歯の部分の歯肉縁も赤くなっています。

 

下の前歯は肉眼的には問題ありません。右下の犬歯は肉眼的には確認出来ませんでした。

 

歯石を取ったところです。既に歯肉が退行し、歯槽骨が溶け歯の根元まで露出しています。歯自体も一部溶けています。

 

温存は不可能であったため、透明の糸で縫合しました。

 

下の奥歯も同様に骨や歯自体が溶けており、温存が不可能な状態であったため抜歯し縫合しました。

 

猫の歯の吸収病巣(歯が溶ける病気)は気付かない間に進行することがあります。
進行すると痛みを伴いご飯が食べれなくなることがあります。
もし、お家の猫ちゃんが口をクチャクチャしていたり、涎を垂らすなどの異常があれば早めに歯科検診を受けることをお勧めします。

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