歯冠短縮

2020/12/15

咬み癖のある動物に対して歯冠短縮術を行うことにより、咬まれた際の損傷が少なくすることが出来ます
しかし、ヒトや他の動物を咬まなくなるというわけではないため、注意が必要です

動物の種類:犬

犬種・猫種:柴犬

処置日:2020/12/15



処置前

歯石除去後、口腔内を消毒しました

 

処置予定の下顎犬歯にラバーダムを装着しました

 

犬歯を切歯・臼歯ラインより少し低めの高さで切断しました

止血後、修復処置を実施しました

 

 

右下犬歯、右切歯のみ歯冠短縮した状態です

この後、左側も同様の処置を実施しました

 

歯冠短縮を行うことにより、咬まれた際の損傷が少なくすることができます

しかし、ヒトや他の動物を咬まなくなるというわけではないため、注意が必要です

今後も飼い主さんの皮膚に穴があくほど咬み続けるようであれば、抜歯が必要となります

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