歯石除去により口臭治療を行いました。

2018/12/8

歯石を取り、表面を磨きあげました。
悪化してから治療をするのではなく、予防的な歯科治療をすることがヒトの歯科や海外の獣医歯科で重要視されています。

動物の種類:犬

犬種・猫種:トイ・プードル

処置日:2018/12/08



奥歯に歯石が付着しています。また歯肉縁が軽度に赤くなっています。

 

歯石を除去した後、歯周ポケットの深さを測定します。
今回は全手の部位で異常は認められませんでした。

 

目視出来ない部位もデンタルミラーと呼ばれる鏡を使用して汚れの取り残しがないか確認します。

 

青色の粗い研磨剤で目に見えない汚れを除去します。

 

緑色のやや粗い研磨剤で更に細かい汚れを除去します。

 

赤色のやや細かい研磨剤で磨きます。
この時点で研磨前よりかなり表面がツルツルになります。

 

最後に黄色の細かい研磨剤で艶を出します。

 

歯科処置後の写真です。
汚れが全く付いておらず、歯に艶も出ています。

下の前歯は歯並びが少し悪いので、歯周病になりやすいので注意が必要です。
飼い主さんは当院でも1、2を争うぐらい歯科に対する予防意識が高く、他のワンちゃんも全員予防的に歯科処置をしており歯が非常に綺麗です。
今後獣医領域でも歯が悪くなってから歯科処置をするのではなく、この子のように予防的に歯科治療を受けられる方が増えることを願います。

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