2018/11/17
今回は歯周組織の損傷もなく歯肉炎(歯周病の初期)と診断しました。動物の種類:犬
犬種・猫種:ペキニーズ
処置日:2018/11/17
歯石の付着は奥歯のみなのですが、歯肉の縁が全体的に赤くなっています。
またごくわずかに奥歯がかけています。(青丸部)
下の歯にはほとんど歯石は付着していないのですが、歯肉の縁が全体的に赤くなっています。
歯肉溝に歯垢・歯石がわずかに付着していたため清掃しました。
欠けている奥歯を精査しました。
奥歯はエナメル破折という軽度の破折でした。
破折端を放置するとザラザラしているため、歯石が再付着する可能性が高いので、歯石の付着防止のために破折端を滑らかにしツルツルに磨きあげました。
下顎も同様に歯肉溝内に付着した歯垢・歯石を除去しました。
今回は歯周組織の損傷もなく歯肉炎(歯周病の初期)と診断しました。
歯周病は進行してしまうと完治が不可能な病気なのですが、歯肉炎の状態であれば完治することが可能です。
大切なワンちゃん、猫ちゃんの歯を守るためにも予防的な歯科治療を受けられることをお勧めします。