早期歯科治療により歯を温存することが出来ました。

2019/2/8

歯周病は早期に治療することが重要となります。
口臭がしたり、歯石が付着し始めたら早めに動物病院に相談されることをお勧めします。

動物の種類:犬

犬種・猫種:ポメラニアン

処置日:2019/02/08



歯石が歯の1/22/3を覆っています。
また、歯茎の縁が少し赤く腫れています。

下の歯にも歯石が付着しています。
また写真では分かりにくいのですが、青丸部分にはちゃんと歯が3本あります。
恐らく以前にケージなどの硬いものを齧ったため、歯が摩耗してしまったと考えられます。

上顎の口蓋側(内側)の写真です。
本来であれば幼少期に抜けているはずの乳歯が遺残していました。

乳歯が遺残していると歯石がつきやすくなるため、抜歯しました。

歯石除去後の写真です。
綺麗な白い歯です。
歯槽骨の誘拐や歯周ポケットもほとんどなく、歯肉の腫れは次第に消失すると思われます。

左下の奥歯は若干歯槽骨の融解が認められました。

しかし比較的まだ若齢であったこと、飼い主さんの歯科に対する意識が高かったため今後歯磨きを頑張れば温存出来ると判断しました。

 

この子の飼い主さんは歯科に対する意識が高く、歯科処置にも積極的でした。
そのため比較的早期に歯科治療を行うことが出来たためほとんどの歯を温存することが出来ました。

歯周病は早期に治療することが重要となります。
口臭がしたり、歯石が付着し始めたら早めに動物病院に相談されることをお勧めします。

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