下顎リンパ節、口唇腫瘤生検

2019/12/2

口腔内の悪性腫瘍は悪性度が高く急激に大きくなることがあるので注意が必要です

動物の種類:犬

犬種・猫種:マルチーズ

処置日:2019/12/02



左口角の口唇の腫大が認められます

またわずかに排膿も認められました

膿を採材しスタンプ検査と感受性検査を行いました

腫瘍の可能性もあるため、左下顎リンパ節を切除生検しました

 

    

レントゲン上は骨の誘拐は認められないものの、腫瘍の可能性があるため、吻側部を生検しました

舌にも小さな腫瘤が認められたため切除しました

 

口唇の病理検査結果は扁平上皮癌であったため、後日腫大している口唇部を切除しました

(リンパ節と舌腫瘤は炎症によるものでした)

切除後30日ほど経っていますが、今の所明らかな再発は認められていません

しかし、扁平上皮癌は再発することも多いため、今後も注意深く経過観察する必要があります

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