2019/2/23
歯周病の予防には歯磨きが非常に重要となります。動物の種類:犬
犬種・猫種:トイ・プードル
処置日:2019/02/23
歯石が付着し、犬歯部の歯肉が赤く腫れていました。
下の奥歯にも歯石が付着しています。
上の前歯部の歯肉は重度に炎症を起こし、熟れたトマトのようになっていました。
歯槽骨も溶けており、歯はグラグラしていました。
また、赤丸部は折れていました。
下の前歯は歯石の付着は軽度で、歯肉の炎症もほとんど認められませんでした。
赤丸部は歯肉が後退し、骨も溶けて歯根が露出していました。
赤丸部の歯を抜歯し、縫合しました。
また上顎犬歯部は歯周ポケットを形成していたため、歯肉を少しめくって目視下で汚れを除去しました。
左下の下顎骨は非常に綺麗でした。
歯肉縁が若干赤く腫れていますが約2週間で落ち着くと思われます。
上の前歯2本は元々動揺がひどく、歯石を除去すると抜けました。
残りの2本はプロービング、歯科レントゲン等の検査結果より温存出来そうであったため温存しました。
下の前歯は歯肉の炎症もほとんどなく、歯槽骨も良好で非常に良い状態でした。
ワンちゃんはヒトと比べて虫歯にはなりにくいのですが、歯周病にはなりやすいという特徴を持っています。
歯周病の予防には歯磨きが非常に重要となります。
当院では歯磨き教室という個別の歯磨き指導を行っていますので、
歯磨きは興味あるけどイマイチやり方が分からない…という方は一度当院の歯磨き教室を受講してみてください。