2019/4/27
大切なワンちゃん・猫ちゃんの歯を守るためにも、若いうちから歯磨きの習慣をつけ、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。動物の種類:犬
犬種・猫種:トイ・プードル
処置日:2019/04/27
歯肉の腫れはそこまでありませんが歯石がたくさん付着しています。
下顎も上顎同様です。
上顎切歯に歯石の付着と歯肉の後退が認められます。
また青丸部の歯の欠損も認められます。
歯石除去後です。
歯肉の後退が明瞭になりました。(本来は赤線まで歯肉が存在します)
開口させた状態です。
左上顎犬歯口蓋側にポケットが認められます。
上下ともに歯石除去を行いました。
上下の切歯は同様も認められました。
麻酔中も触診すると痛がる様子が見られたため、抜歯しました。
左上顎犬歯はフラップを作成し、ルートプレーニングとキュレッタージを行いました。
先ほどのポケットが見えなくなっています。
歯周病は初期であれば歯を温存することが出来ますが、進行すると抜歯しか選択肢がなくなってしまいます。
また歯を温存してもデンタルケアが上手く出来ないと、すぐに歯石が再付着してしまいます。
大切なワンちゃん・猫ちゃんの歯を守るためにも、若いうちから歯磨きの習慣をつけ、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。