早めの歯石除去により、歯を温存することが出来ました。

2018/11/18

奥歯に歯石があり、歯肉の炎症もありましたが、ごく軽度でした。
歯石除去のレントゲン確認でもうひとつ症状の前兆が見つかりました。
飼い主さんの歯科に対する意識が高かったため、早期治療をすることにより歯を温存することが出来ました。

動物の種類:犬

犬種・猫種:ヨークシャーテリア

処置日:2018/10/30



前の方は歯は綺麗ですが、奥歯には歯石が付いています。
歯肉の炎症はごく軽度です。

 

歯石除去をした後、表面を研磨しツルツルに磨き上げ、歯石が再付着しにくいようにしています。 歯に光沢が出ています。

 

 

術後の歯科レントゲン検査にて

この子は一見すると歯肉の赤みや腫れはありませんでした。

しかし、歯石を取った後に精査すると、歯周ポケットが出来始めており、
歯科レントゲン検査では上顎の前歯の歯槽骨が若干溶け始めていたため、
このまま無治療であれば1年後には抜歯が必要になったと思われます。

この子の飼い主さんは予防歯科に対する意識が高く同居犬も定期的な歯科検診、歯科治療を受けてくださっています。

比較的早期に発見・治療することができたため、処置は短時間で終わり、歯も温存することが出来ました。

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